
(FNNプライムニュースイブニングより)
こんにちは。「アウトドアする人には見えない」と、よく言われるむひろです。
メニスロンというめまいの薬が、『東京大学や北海道大学、京都大学などの研究チームにより、世界で初めて「忘れた記憶を復活させる実験」に成功した』(FNNプライムニュースイブニング引用)と、記憶力の回復に効果があったことをFNNプライムニュースイブニングが報道しました。
詳しくはこちらをどうぞ。
(FNNプライムニュースイブニングより)
どのような実験をして効果の確認をしたのかというと、
『20代を中心とした38人の参加者に128枚の写真を見せて、1週間後にどれだけ記憶できているかをテストする方法で実施。メリスロンを飲んだ場合と飲まなかった場合で、正解率を比較した。
薬を飲んだグループでは、脳内の情報伝達に関わるヒスタミン神経が活性化し、忘れていた写真を思い出すケースが増え、正解率が上昇したという。
北海道大学大学院薬学研究院の野村洋講師は、「成績が悪いグループの成績が、おおよそ2倍の正解率になることが分かりました。忘れた記憶、忘れたようにみえた記憶であっても、実際には脳の中に痕跡、何らかのものが残っていて、(記憶を)元に戻せることが分かったこと。これが一番画期的でした」と話す。』(FNNプライムニュースイブニング引用)
これが万人に効果のあるものなら、認知症などの治療が一気に加速していくことでしょう。
認知症の患者さんのいるご家庭のご苦労は、並大抵のことではないと思います。この薬の研究が進み、介護の世界がより良くなっていくことを期待します。
むひろの両親はまだ元気に働いており、家の近くの畑を借りて家庭菜園などもしています。まだまだ元気でいて欲しいと思いますが、年齢的にも遠くない将来に介護が必要な時が来るかもしれません。実際、同級生のお父さんが認知症になっており、その話を聞くと、書き表すことができないほどとても大変です。
もし自分の両親がそのような状態になったらと考えると、自分が友人と同じようにできるかどうか不安ですが、自分の両親ですから、できる限りの事はしてあげたいと思っています。
しかし、歳を重ねて自分がそのような状態になってしまった時に、子供には迷惑をかけたくないと思います。それまでには是非、認知症に絶大の効果のある薬が出てきてくれることを願います。
最後に
このニュースを一緒に見ていたママが、「私2月に試験があるから、この薬飲んで勉強しよっと♪」と目を輝かせてみていました。
「おいおい…」と思いながら聞き流していると、番組の最後に、
「この薬を飲んで、逆に効果の落ちた人もおりますので・・・」と、釘を刺されるコメントが。
「え〜、やっぱうまくいかないねぇ」と、ママはあんまりがっかりした様子もなくサラッと言っていました。
ファミリーキャンプをしているご家庭で、今年受験を控えているお子さんをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。この話を知った子供達は安易に「頭のよくなる薬」と勘違いして、服薬を望む子供も出て来るかもしれません。
しかし、このメニスロンによる記憶力の向上の研究は始まったばかりで、まだ安全性や因果関係など分かっていないことが多々有ります。
それに、薬自体が医師の処方を必要としている薬ですので、安易な使用は控えたほうが賢明と言えます。
薬を飲んで記憶力がUPするのならいいのですが、効果のない人や、逆に効果の落ちたケースもありますし、そもそも小児に対する薬の安全性が確立されていないようです。(使用経験が少ないため)
まだまだ研究段階の薬などに頼らずに、自分や子供の力を信じて応援していきましょう!