天空の城ラピュタに登場するパズーが持っているランタンが「カンブリアンランタン」。
「カンブリアンランタン(カンブリアランタン)」は「マイナーランプ(炭鉱夫のランプ)」とも呼ばれています。
登場したのは19世紀イギリスのカンブリア(現ウェールズ)で、ここはイギリスでも有名な炭鉱の街。
この炭鉱の街カンブリアで炭鉱夫が使っていたランタンが「カンブリアンランタン」なのです。
現在製造しているメーカーも少なく国内で流通しているのは「E Thomas & Williams Ltd(イートーマス&ウィリアムズ)」と「JD Burford(JDバーフォード)」のランタンでどちらもウェールズ製です。
「カンブリアンランタン」は炭鉱で使用されていたランタンなので、頑丈で火が消えにくいのはもちろんのこと、水しぶきにも強く少ない酸素量でもよく燃える工夫がされているとのこと。
まさにキャンプ向きのランタンですね。
それでは早速ラピュタのランタン「カンブリアンランタン」のご紹介です。
カンブリアンランタン「E Thomas & Williams Ltd」
スペック
本体 | 真鍮磨き仕上げ |
サイズ | 幅約8.8cm×奥行約8.8cmX高さ約26.4cm(本体) 幅約10.5cm×奥行約10.5cmX高さ約29.5cm(専用ケース) |
燃焼時間 | 約10時間程度(使用環境により大幅に変動します) |
付属品 | 替芯 0.5m付 (¥200相当) |
製造 | 英国製 |
使い方
使い方やお手入れ方法は、こちらの動画が分かりやすいのでどうぞ。
カンブリアンランタン「JD Burford」
スペック
サイズ | M:180(240)xΦ63mm L:225(300)xΦ88mm |
重量 | M:395g L:780g |
燃焼時間 | M:約5時間程度 L:約5時間 |
タンク容量 | M:約30cc L:約30cc |
付属品 | 簡易ジョウゴ |
製造 | イギリス(ウェールズ) |
考察
明るさ
実際の明るさですが「E Thomas & Williams Ltd」は「ハリケーンランタン」よりも明るいようです。
対して「JD Burford」の方は「ハリケーンランタン」より少し明るいくらい。
また、光の方向は「ハリケーンランタン」は水平方向に対して「カンブリアンランタン」の光は下方向。
「カンブリアンランタン」は真っ暗の坑道を安全に歩くために、足元が明るく照らされるような構造になっているようです。
この特性から「カンブリアンランタン」は机に置いて使用するより少し高い位置に置いた方が使いやすそうです。
燃料
燃料は灯油が使えるようですが、ホヤが煤で真っ黒になるみたいですので「レインボーオイル」がいいようです。
ただし、「レインボーオイル」は少々お高いのでコストが気になる人は、100均の「ベビーオイル」でも代用できるみたいです。
「ベビーオイル」は少々火がつきにくいようですが普通に使えるということなので、「レインボーオイル」のコストが気になる人は「ベビーオイル」を自己責任で使ってみるのもいいかもですね。
どっちがいい?
「E Thomas & Williams Ltd」は26.4cmと、500mlのペットボトルより少し大きい。
対して「JD Burford」のLサイズの大きさは500mlのペットボトルほどで、Mサイズならスマフォより少し大きいくらい。
サイズ的には「JD Burford」の方が小さく使いやすいようです。
しかし使い勝手は、火をつけてホヤを被せた後も灯りの調整ができる「E Thomas & Williams Ltd」の方が良いようです。
ただし値段が「E Thomas & Williams Ltd」26000円、「JD Burford」17000円と、「E Thomas & Williams Ltd」の方が9000円ほど高くなっています。(2019.9アマゾン)
小さいサイズでまったり楽しみたい人は「JD Burford」、それなりに実用性を求めるのなら「E Thomas & Williams Ltd」をチョイスするのが良さそうです。
まとめ
天空の城ラピュタに出てくる「カンブリアンランタン」。
炭鉱夫のランタンとして19世紀に登場し、過酷な状況の中でも使えるように頑丈に作られています。
さらにその丈夫さを活かしてヨットランプにも流用できるほど、火が消えにくく水しぶきにも強い。
実用性の高さもさることながら、「カンブリアンランタン」が醸し出すどこか暖かくて心が癒されるような独特の雰囲気が魅力。
ハリケーンランタンと比べると地味なフォルムなのに存在感がある。
目立つつもりはないんだけどなぜか注目を集めてしまう。
そんな優しくて不思議な魅力に溢れた頑丈なランタンをお探しの人にぴったりなのが「カンブリアンランタン」。
ただ癒されるだけではなく、ハードに使っても大丈夫なスペックの高さが所有欲を満たします。
キャンプの夜の時間を「カンブリアンランタン」で照らしてみませんか。
その歴史が詰まった優しい光に心が癒されることでしょう。
<今回ご紹介したアイテム>
画像は「楽天市場」さんからお借りしました。