主に個人的に興味のあるキャンプ道具やキャンプに使えそうなものの紹介。

小川ヴィガスについてアメニティドームと比べて考えてみた

(出典:キャンパルジャパン)

こんにちは。「アウトドアする人には見えない」と、よく言われるむひろです。

 

発売されて約1年経ちますが、その発売からずっと気になっているテントの1つが、小川のヴィガスです。

なぜ気になっているかというと、コンパクトなサイズで「ソロ」「父子キャン」に丁度良い大きさであること。

 

コンパクトで少人数用のテントなのに、リビングスペースは、250cm×195cm(約畳3畳)×高さ192cm、寝室スペースは、220cm×150cm×高さ160cmと、十分な広さ。

 

このスペックからも分かる通り、ヴィガスは少人数用のテントなのに高さが190cmもあります。

そのため、テント内で立って歩けたり、リビングスペースで寛(くつろ)ぐことができたりなど、居住空間がスポイルされていないところが大きな魅力のテントです。

 

簡単に言えば、小さなツールームテントと言えば伝わりやすいでしょうか。

他にも魅力的な部分が多々ありますが、一部気になるデメリットもありますので、個人的にまとめてみました。

ヴィガスとは

◆少人数での快適なキャンプを可能にする「ヴィガス」
前室3方向メッシュは通気性に優れ、最大高約190cmの大型リビングを装備。
コンパクトながら、その居住性はゆとりのキャンプライフを約束する。

・コンパクトで通気性のすぐれたデザイン設計。
・前室の最高部は余裕の192cm。コンパクトでありながらゆとりの構造。
・通気性の高い大型メッシュパネルを装備。
・インナーテントは吊り下げ式を採用。
・インナーテント扉を収納する大型ポケットも準備。開口時も扉がすっきり収納。

(出典:キャンパルジャパン)

『ヴィガス』は、入り口上部にある庇(ひさし)が特徴的なテントです。

カラーも落ち着いた色合いで、少人数のファミリーでも使えます。

 

『ヴィガス』には前モデルがあり、『旧アルバーゴ23』のリメイク版のテントのようです。

『アルバーゴ』には、それぞれ「23」「34」「45」の3種類がありました。「23」の数字の部分は、テントで寝ることのできる人数を指しています。

アルバーゴ23

アルバーゴ34

アルバーゴ45

(出典:キャンパルジャパン)

現在アルバーゴシリーズは生産が終了しており、新品を購入することはできません。

ちなみに、アルバーゴ45の全長は460cmで、リビングシェルと同等の大きさです。

 

ヴィガスのスペック

使用時サイズ 最大356×258×(H)192cm
収納サイズ 70×30×26cm
重量 総重量(付属品除く): 9.0kg
フライ:4.4kg
インナーテント:1.7kg
ポール:2.9kg
素材 フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
インナーテント: ポリエステル68d
グランドシート: ポリエステル210d
メイン/フロントポール:アルミφ14.5mm
リッジポール: アルミφ12.8mm
付属 張り綱、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋

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特徴

(出典:キャンパルジャパン)

ポール3本+庇(ひさし)用短ポール1本で組み立てる、ドーム型のテントです。

側面中央にある庇(ひさし)の左側がリビングスペース、右側が寝室スペースになります。

 

全長356cm×全幅258cmのコンパクトなサイズながら、最高部が192cmもあるのでテント内の圧迫も少なく、広いスペースを確保しています。

 

また、テント下部にはスカートが付いており、寒い時期でも安心して利用することができます。

 

(出典:キャンパルジャパン)

前室のリビングスペースは、3側面がほぼメッシュにすることができます。非常に通気性に優れていますので、夏場でも快適に過ごすことができそうです。

 

逆に冬場はフルクローズもできるので、室内にこもってヌクヌクキャンプもできます。

 

(出典:キャンパルジャパン)

寝室スペースは、吊り下げ式のインナーテントになります。

 

この吊り下げ式のインナーテントは、ポリコットン製でできており、非常に通気性が良いのが特徴です。また、テント下部はPVCでできており、浸水を強力に防ぎます。

 

インナーテントが吊り下げ式となりますので、インナーテントを外せばシェルターとしての利用もできます。

 

(出典:キャンパルジャパン)

インナーテントの入り口は、このように広く開けることができて、ドア部分を丸めて収納することができます。

もちろん、反対側の入り口も同じように開けて収納することができます。

 

写真には載っていませんが、インナーテントの上部にベンチレーターが付いており、通気性も確保してあります。

 

アメニティドームとのサイズ比較

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アメニティドームS ・アメニティドームM とそれぞれ比べてみます。

 

【アメニティドームS】


【ヴィガス】


【アメニティドームM】

 

アメニティドームSと同等の大きさながら、全高も高くてリビングスペースも大きいので、居住性能ではヴィガスが圧倒していることがわかります。

 

アメニティドームMと比べると、そのコンパクトさがお分かり頂けると思います。

寝室スペース以外は、アメニティドームMを凌ぐほどの居住性能を誇ります。

 

また、ヴィガスは前室3面がメッシュになるので通気性に優れ、テント下部にはスカートも付いているので、寒い季節も大丈夫です。快適性能だけなら、ヴィガスの圧勝です。

 

ただし、お値段はアメニティドームS:29,800円、アメニティドームM:36,800円、に対して、ヴィガス:65,000円(全て税別:2019.2.27 現在)と、倍近い値段なのがネックです。

値段さえクリアできるのなら、ヴィガスが非常に魅力的です。

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メリット3つ

『ヴィガス』には、むひろが考えるメリットが3つあります。

 

メリット
  1. ペグを打たなくても自立すること
  2. 少人数用のテントだが、家族4人でも使えそう
  3. コンパクトなので、設営&撤収がラク

1. 一番のメリットは、ペグを打たなくても自立すること!

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ペグを打つ本数が少なくて済むことは、もはや必須条件になります。

 

また、仕事が終わってから夜間に出撃することもあり、できるだけペグ打ち等音の出る作業をしたくないというのもあります。

さらには、ペグを打たなくても自立するので、デッキや屋内にも設営することも可能です。

 

2. 少人数用のテントだが、家族4人でも使えそう

インナーテントにママと子供達に寝てもらって、自分はリビングスペースにコット寝すれば家族4人でも使えます。

 

これはリビングスペースが広いからできることであって、他の少人数用のテントでは高さが低く圧迫感があるので、現実的ではありません。

 

リビングスペースが大きい『ヴィガス』だからこその、メリットだと思います。

 

3. コンパクトなので、設営&撤収が楽

これも大きなメリットです。

収納時の大きさも、アメニティドームMとほぼ同等の大きさです。

 

インナーテントもつけたままにしておけば、設営&撤収もアメニティドームより確実に早くできます。

 

また、正面のキャノピーを立ち上げれば約3畳分の日よけにもなり、少人数ならタープを張る必要もなさそうです。

 

デメリット4つ

とても魅力的な『ヴィガス』ですが、気になるデメリットが4つあります。

 

デメリット
  • リビングスペースにランタンフックがない。
  • ポールが長いので、ポールに曲がりグセがつく
  • テント後部の入り口にメッシュがない。
  • 値段

 

とりあえずランタンフックは、チンアナゴやパイルドライバーで対応したりすれば解決できます。

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また、ランタンがマグネットの付いているタイプなら、天井の外側に100均一の協力磁石を置いて、ランタンを内側にくっつけて使うこともできます。

 

しかし、ポールの曲がりグセは仕方ないとしても、テント後部のメッシュに関してはどうすることもできません。

 

また、値段も65,000円(税別:2019.1.16 現在)と、コールマンの『タフスクリーン2ルームハウス』よりも、高いお値段になってしまいます。

ヴィガスに関しては、「テント後部にメッシュがない」「値段」の2つが最大のデメリットです。

まとめ

現在このサイズのテントの中では、『キノコテント』も気になるテントの一つです。

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でも、『キノコテント』は抽選外れちゃったし、ペグもそれなりに打つから、やっぱり『ヴィガス』かなぁ。

 

いかがでしたでしょうか。

サクッとテントを建てたい時にあると便利そうな『ヴィガス』。

コンパクトなテントながら広いリビングスペースを持ち、家族4人でミニマムなキャンプにも対応出来る懐の深さも持っています。

 

アスガルドミニやキノコテントのように、見た目の可愛さはないですが、シンプルで落ち着いたカラーリングは飽きることなく長く使えそうです。

このように、とても使い勝手の良さそうなヴィガスが「父子キャン用テント」の第一候補です。

タープを立てなくても済むので、荷物を減らしたい「母子キャン」にもいいですね。

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以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

 

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