主に個人的に興味のあるキャンプ道具やキャンプに使えそうなものの紹介。

チンアナゴペグ(DOD)はパイルドライバー(スノーピーク)より使い勝手がいいからオススメ

(出典:DOD)

こんにちは。「アウトドアする人には見えない」と、よく言われるむひろです。

 

キャンプに行くときには、みなさん必ず「ランタン」を持っていくと思います。

「ランタン」にもいろいろな種類がありますが、今回は「ランタン」の話ではなく、「ランタン」を置く場所の話です。

 

念願(←強制の人もいるかもですが)のファミリーキャンプにいって、夕飯はお待ちかねのバーベキュー!

炭を熾して、まずはタン塩から焼き焼き。

でも薄暗くなっていくにつれて…

あれ?

暗くて肉が焼けているのかよくわからない。

ランタンは、タープのポールに引っ掛けてあるのが1つと、テーブルの上に1つの合計2つ。

仕方ないから、タープポールのランタンを外して肉の焼き具合をみていると、こんどは手に持って食べている子供たちの皿の中が見にくい。

テーブルの上にランタンはあるが、高さがないので皿を持ち上げると皿の中が見えにくくなる。

こんな経験したことことありませんか?

 

この事態を解決するには3つの方法があります。

1つ目・・・ランタンを高出力のものに変える。

2つ目・・・ヘッドライトを用意して、肉の焼き加減はヘッドライトで見る。

3つ目・・・ランタンスタンドを用意して、ランタンを近くから照らす。

それぞれに利点や弱点がありますが、今回は3つ目の「ランタンスタンドを用意する」について、オススメのものがあるのでご紹介させていただきます。

 

「ランタンスタンド」といえば、有名なのがスノーピークの「パイルドライバー」。

「パイルドライバー」は、直接地面にランタンポールを打ち込んで使用することができる便利な道具です。

直接地面に打ち込むことができるので、スタンド周りがスッキリして、子供が走り回っても引っ掛けてランタンを倒してしまうといったトラブルを回避することができます。

今回は、そのスノーピークの「パイルドライバー」の紹介ではなく、DODから発売された「チンアナゴ」の紹介です。

「チンアナゴ」は、ランタンを吊るすポールを立てるために使うペグ状の道具です。

「パイルドライバー」と比べてどこがいいのか比較検討してみたいと思います。

 

LANTERN STAND PEG 【チンアナゴ】 とは

足が引っかかりにくい一本脚構造

(出典:DOD)

足が引っかかりにくい一本脚のランタンスタンドを実現するペグです。ハンマーでペグを打ち込み、別売りのテント用ポールを挿入することで、スマートな一本脚のランタンスタンドとなります。

地面に打ち込んで一本脚で自立する構造のため、3本脚などのランタンスタンドと比べて足が引っかかりにくく、テントサイトの見た目もスマートになります。

 

打ち込みが容易なペグ形状

(出典:DOD)

テント用のペグのようにハンマーで打ち込む形状のため、力がなくても簡単に打ち込むことができます。

また、ハンマーなどを引っかけるための丸穴が開いているため、撤収時も簡単に地面から取り出すことができます。

※左の写真のようにペグの先端をハンマーで叩いて設置してください。右の写真の、ハンマーの先端を引っ掛けている丸穴部分のフックを叩くと、フックが取れてしまうので注意してください。

 

好きなポールを取付け可能

(出典:DOD)

直径15~28mmのポールを取り付けることができます。用途や好みに応じて、好きなポールを選ぶことができます。

※燃料を使用するランタンや1kg以上の重いランタンを引っかける場合には、ランタンフックを強度なものに変えて使用してください。

※ポールはホームセンターに売っている工作用の「丸棒材」なら、180cmのものが1,000円前後で購入できます。

 

 

チンアナゴのスペック

(出典:DOD)

カラー ブラック
希望小売価格 オープンプライス(2,000円前後)
サイズ ペグ:(約)W8×D3.5×H60cm
ランタンハンガー:(約)長さ27cm
収納サイズ (約)W25×D63×H6cm
重量(付属品含む) (約)960g
材質 ペグ、ランタンハンガー:スチール
キャリーバッグ:600Dポリエステル(PUコーティング)
付属品 ランタンハンガー、キャリーバッグ

 

 

特徴

(出典:DOD)

・直径1cm以上の太いスチール材を使用しており、簡単には曲がらない強度を備えています。

・ポールにランタンを引っかけるためのハンガーが付属します。

・チンアナゴペグとランタンハンガーを収納するための専用キャリーバッグが付属します。

 

チンアナゴの設営方法

1.ペグをハンマーで叩き、地面に対して垂直にペグを打ち込みます。安全のため必ずフック部分が地面に埋まるまで、ペグを地面に打ち付けてください。

 

2.ポール差し込み口にポールを差し込みます。蝶ネジを締めてポールをしっかりと固定してください。※取付け可能なポール直径は15~28mmです。

 

3.ランタンハンガーの先端部分を連結するポールの奥側に沿わせ、ポールを軸としてランタンハンガーを持ち上げ、ひねりながら先端部分をポールにひっかけます。(ランタンハンガーの左右でサイズが異なります。ポールの直径に合わせて使用してください。)

 

4.ランタンハンガーをポールに対して垂直になるように倒せば完成です。ランタンハンガーは先端に荷重がかかることでポールにしっかりと固定されます。

(出典:DOD)

 

スノーピーク【パイルドライバー】とは

地中に打ち込むランタン用スタンド。

(出典:スノーピーク)

「パイルドライバー」は、「地中に打ち込む」という作業が「杭打機(くいうちき)」に似ているところからネーミングされています。

平らな地面じゃなくても、直接本体を地面に挿すことができて設置場所を選ばないので、とても使い勝手が良いです。

サイズも110〜240まで伸ばすことができ、好きな高さで使うことができます。

アンチスノーピークの人でも、この「パイルドライバーは持っている」というくらい人気のアイテムです。

 

パイルドライバーのスペック

本体サイズ 110cm(収納時)〜240cm(最大)
セット内容 本体、先端保護キャップ
重量 1.7kg
材質 スチール、樹脂
価格
5,300円 (税別)

 

パイルドライバーの設営方法

(出典:スノーピーク)

スチール丸棒の➊の先端で➋のパイプを介しスライドさせて➌の底を叩くシンプルな構造です。最長240cm、収納時は110cmになります。

 

1.2か所のネジを緩めて片手で最上部を握り、もう一方の手で本体を固定します。

 

2.最上部を握り上下にスライドさせて打ち込み、終わったらネジで高さを調整します。

 

3.最上部を回してランタンの照らしたい方向を決めネジで固定、フックにランタンを下げてセット完了です。

(出典:スノーピーク)

【チンアナゴ】と【パイルドライバー】の比較

用途

(出典:DOD)

◎チンアナゴ・・・ランタンスタンド他

◎パイルドライバー・・・ランタンスタンド他

共に用途に優劣はありません。

両方とも、ロープで結んでハンガーラックにしたり、物干しにしたりと拡張性があります。

 

見た目

(出典:スノーピーク)

◎チンアナゴ・・・普通の黒くて長いペグ。

◎パイルドライバー・・・ステンレスのような輝きがあるが、スチールなので錆びやすい

「チンアナゴ」はポールを支える土台になるので、そこに挿すポールによって雰囲気が変わります。

また、「パイルドライバー」が錆びるのが気になる方は、「パイルドライバーpro.S」というステンレス製のものが昔販売されていましたので、それを中古でゲットするしかないです。

ちなみにお値段は通常のパイルドライバーの3倍でした。

 

設営方法

(出典:スノーピーク)

◎チンアナゴ・・・ハンマーで打ち込み、ポールを挿す。

◎パイルドライバー・・・パイルドライバーの先端をスライドさせて、パイルドライバー自身で打ち込んでいく

「チンアナゴ」はペグを打つようにして固定するのに対し、「パイルドライバー」は自身をスライドさせて打ち込んでいきます。

自己完結型の「パイルドライバー」がスマートですが、地面が固いところでは「パイルドライバー」の設置には難があります。

 

耐久性

(出典:DOD)

◎チンアナゴ・・・丸穴フックの部分を間違えてハンマーで打たない限り、壊れることはほとんどありません。

◎パイルドライバー・・・地面が硬いと先端が曲がる。また、濡れたまま放置すると錆びてしまう。夜露に注意!

「パイルドライバー」は、地中の石などにぶつかると先端が曲がってしまうので、先にペグなどを打って大丈夫か確認した方が良いです。

また錆びやすいので、一度使ったら丁寧に布切れなどで拭くことをお勧めします。

 

 

考察

(出典:スノーピーク)

「パイルドライバー」は、自己完結できるので非常に使い勝手はいいですが、硬い地面に弱い」「錆びやすいという弱点があります。

また、純正のカバーが「パイルドライバー本体とほとんど変わらない」というハイプライスとなっているのが残念です。

純正にこだわりがなければ、安い他メーカーの物で代用することもできます。

対して「チンアナゴ」は、簡単に言えば「ポール固定のためのペグ」なので、雑に扱っても壊れることはほとんどありません。

挿すポールによって雰囲気を変えることができるので、ホームセンターで「丸棒材」を買って簡単にDIYしても面白そうです。

 

また、値段を比べると「パイルドライバー」の方が2.5倍ほど高いです。

しかし、「チンアナゴ」はポールを別に揃えなければなりません。

DOD純正のテントタープポールなどを新調すると、価格差はほとんどなくなりますが、安いポールでしたらお得感がグッと出ます。

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類似品

また両方とも類似品が出ています。

「パイルドライバー」&「チンアナゴ」両者ともに類似品は、耐久力に不安があるようです。

パイルドライバーの類似品

まずは「パイルドライバー」の類似品です。

どちらもケース付きで4,000円弱と、「パイルドライバー」よりお安く購入できます。

製品も問題なく使用できるようですが、耐久性に若干不安があるようです。

夏キャンパーさんでしたら、この類似品でも良さそうです。

 

チンアナゴの類似品

次に「チンアナゴ」ですが、似たような製品が「キャプテンスタッグ」「ロゴス」他から出ていますが、総じて耐久力に不安があるようです。

唯一候補に上がるのが、同じDODから発売されている「アンコウスタンド」です。

「アンコウスタンド」は「チンアナゴ」と比べて、全てが一回り小さくなって、170cmのポールがセットになったものです。

値段は、ポールもセットでAmazon価格3,780円とお手ごろです。

とりあえずセットで揃えたい方は「アンコウスタンド」の選択もありだと思います。

 

まとめ

いかかでしたでしょうか。「パイルドライバー」は使い勝手が非常にいいのでオススメですが、むひろのホームキャンプ場の地面はカッチカチ…

どんなに打ち付けても挿さっていかず、先端はへこむし、夜露に濡れたまま収納したら錆びが出るしで、一度「パイルドライバー」をドナドナしました。

それからは三脚タイプのものを利用していましたが、スタンドの足元が邪魔で何回子供が足を引っ掛けたことか…

そこでこの「チンアナゴ」の登場となったわけです。硬い地面もそこそこ入っていくので、快適に利用することができます。(←調子にのって硬い地面に打ち付けて、曲げたことがあるのは内緒です)

たとえ「チンアナゴ」が曲がっても、曲がったところを叩いて伸ばせばまた元に戻るので、気にせず使えます。

 

整地された柔らかい地面のキャンプ場しか行かない方は「パイルドライバー」で十分です。

しかし、いろいろなキャンプ場に行ってみたい人は、地面が硬いキャンプ場に当たると「パイルドライバー」では涙目になります・゚・(ノД`;)・゚・

そんな不安を抱えたくない人は、最初から「チンアナゴ」をチョイスしてはいかがでしょうか。

ランタンスタンドだけではなく、物干しにして寝袋なども干せるのでオススメですよ。

 

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