「新型メッシュシェルター」が出て興味津々のむひろです。
今回モデルチェンジした「新型メッシュシェルター」は、いったいどんなテントなのか?
気になったので調べてみました。
ただ調べるだけではイメージがつかみにくいので、我が家で使用している「リビングシェル」と比較して『買いかどうか』を個人的に考えてみました。
(スノーピーク公式より) こんにちは。「アウトドアする人には見えない」と、よく言われるむひろです。 むひろ家ではスノーピークのアメニティドームも所有していましたが、現在はリビングシェル単体で運用しています[…]
「新型メッシュシェルター」を検討されている方は是非参考にしてみてくださいね。
新型メッシュシェルター
メッシュパネルが多く開放的なエントリーシェルターです。
フレームの数が少なく単純な構造のため簡単に設営することができます。(引用:スノーピーク)
材質 | 本体/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、ルーフシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・撥水加工、マッドスカート/210Dポリエステルオックス・PUコーティング、フレーム/A6061(φ16mm、φ14.5mm) |
セット内容 | 本体、ルーフシート、メインフレーム(×2)、バイザーフレーム(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×20)、自在付ロープ(3.5m×4、2.5m×8)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース |
キャリーバッグサイズ | 77×27×31(h)cm |
重量 | 12,0kg |
値段 | 79,800円(税別) |
新型メッシュシェルターとリビングシェルとの比較
テントを検討するときの主なポイントは
- 見た目
- 大きさ
- 設営のしやすさ
- 快適性
- 値段
この5つではないでしょうか。
各ポイントごとに見ていきましょう。
①見た目




ここは好みの分かれるところです。
「メッシュシェルター」はほぼ正方形、「リビングシェル」は台形のような形。
良くも悪くも、印象に残るのは「リビングシェル」の方かな。
無難な形が良ければ「メッシュシェルター」、インパクトなら「リビングシェル」といったところでしょうか。
②大きさ


大きさは「リビングシェル」の方が、全長55cm、幅25cmほど大きくなっています。
ただし「リビングシェル」の方がサイドの傾斜が大きいので、実質的な有効空間はほぼ変わらないと思います。
また、高さの最高部はどちらも2mを超えますので、両者とも天井の圧迫感はそれほど変わりないと思います。
テント内の有効空間はほとんど変わらないと思いますので、あとはテント内の形で選べばいいかな。
正方形が良ければ「メッシュシェルター」、長方形が良ければ「リビングシェル」。
レイアウトがしやすいのは「長方形」ですが、空間を広く使ったりレイアウトの自由度が高いのは「正方形」といったところでしょうか。
また、重さは「メッシュシェルター」12.0kg、「リビングシェル」13.2kgと約1kgほど「リビングシェル」の方が重くなっています。
③設営のしやすさ。









「リビングシェル」が複雑そうに見えますが、どちらも組み立て方は簡単です。
メリット
メッシュシェルター
・長いポール2本でほぼできてしまうので、組み立て方が分かりやすい。
リビングシェル
・一つのポールにかかる力が分散される組み立て方式なので、力はそれほど必要としない。
・ペグ打ちが最小4か所で設営可能。
デメリット
メッシュシェルター
・ポールが長いので組み立て時に周りに気を使う。
・テントを立ち上げる時にそれなりの力が必要。(女性は厳しいかも)
・ペグ打ちが最小8か所必要。
リビングシェル
・組み立て時に風の影響をもろに受けるので、風がある時の設営難易度が段違いに高くなる。
設営方法が分かりやすいのは「メッシュシェルター」。
しかし、設営に慣れると「リビングシェル」も設営は簡単で、わたしが設営にかかる時間は20分以内。
設営時間はどちらもさほど変わらないと思います。
あとは地面が固いとペグ打ちが大変になるので、最小のペグ打ち本数の少ない「リビングシェル」の方が有利かな。
④快適性
快適性はいろいろなものが絡み合った上で感じるものなので、どれか一つを比べてこっちがいいというのはお門違いだと思います。
しかしそれですと比較が難しいので、今回は特に「風通し」と「遮光性」について比較してみました。


風通し
「メッシュ」の面積が大きければそれだけ風を通しやすくなるので、メッシュの面積を比べてみました。
メッシュの配置等は違いますが、両者ともメッシュの面積は変わらないくらい。
従って風通しも同じか、メッシュの配置の関係で、若干「メッシュシェルター」の方が良さそうな感じ。
また「リビングシェル」はサイドにドアがあるので、開放感は「メッシュシェルター」の方がありそうです。
ただし「リビングシェル」のメッシュは小分けにされているので、状況に応じた換気性能は「リビングシェル」の方が高いと言えます。
遮光性
快適性で大きく左右されるのが「遮光性」。
「遮光性」があれば強い日差しをカットしてくれるので、幕内の温度上昇を和らげてくれます。
「スノーピーク」には、「遮光性」を高めるための『シールド加工』というものがあります。
残念ながら「メッシュシェルター」は、「遮光性」の高い『シールド加工』がされていません。
「リビングシェル」には『シールド加工』が施されているので、強い日差しは「リビングシェル」の方が防いでくれます。
メッシュの面積がさほど変わらないのなら、強い日差しを防いでくれる「リビングシェル」の方が有利ですね。
⑤値段
最後に気になるのはやっぱりお値段。
- メッシュシェルター…79,800円(税別)
- リビングシェル…99,800円(税別)
その差20,000円。
お値段だけを見ると「メッシュシェルター」がお得ですが、「リビングシェル」に『20,000円』以上高い価値があるかどうかですよね。
どちらもテントの中では高額な部類になるので、ここはしっかりと見極めたいところですよね。
今までの比較をまとめると
- 見た目…お好みで
- 大きさ…優劣なし
- 設営のしやすさ…やや「リビングシェル」
- 快適性…「リビングシェル」
- お値段…「メッシュシェルター」
となっています。
大きく差がついたのは「快適性」。
しかし、日差しの強い夏場の利用を考えていなければ、「リビングシェル」の優位性はほとんどなくなります。
「ペグ打ちが少なくて、遮光性が高くて、印象に残るデザイン」に、プラス20,000円を出す価値があるかどうかですね。
まとめ
「メッシュシェルター」と「リビングシェル」の比較はこのようになりました。
- 見た目…お好みで
- 大きさ…優劣なし
- 設営のしやすさ…やや「リビングシェル」
- 快適性…「リビングシェル」
- お値段…「メッシュシェルター」
比較してみるとデザインは違いますが、「リビングシェル」は「メッシュシェルター」の上位版ということがわかります。
両者の一番の違いの「遮光性」に限って言えば、
正直な話、真夏の炎天下ではこれらのシェルター系は暑くて設営すらしたくありません。
夏場に使わないのであれば「遮光性」のメリットがありませんので、高いお金を出して「リビングシェル」を買う必要がありません。
このように実用性を重視する方は、アフターフォローも良いスノーピークの「メッシュシェルター」は「買い」です。
また、これからテントの買い替えなどでスノーピークにしようとしている方は、アメニティドームとセットになった「エントリーパックTS」がセットになってお得です。
いかがでしたでしょうか。
モデルチェンジして新型になった「メッシュシェルター」。
スノーピークのシェルターの中では、エントリーモデルに当たる「メッシュシェルター」は、実用性を重視するならとても良さそうなシェルターです。
<今回ご覧いただいた商品>
画像は「スノーピーク」さんからお借りしました。