
(全ての画像・引用:DOD)
こんにちは。「アウトドアする人には見えない」と、よく言われるむひろです。
ソロ、父子キャン、母子キャン向けのテント「カマボコテントソロTC」の紹介です。
DODさん、また魅力的なテントを発売してきました。
人気のカマボコテントもこれで3兄弟になりましたね。
これまでのカマボコテントとの大きな違いは、生地がTC(ポリコットン)になったこと。
TC素材の生地は、火の粉が飛んでも溶けて穴が開きにくく、結露を防ぐ効果があるので、焚き火の好きなキャンパーさんをはじめ多くのキャンパーさんに支持されています。
「カマボコテントソロTC」のデザインやカラーリングも良く、非常に人気の出そうなテントです。
それでは、新しく発売された「カマボコテントソロTC」は『買いか、それともスルーか』独自の観点で見ていきます。
『カマボコテントソロTC』とは
ソロキャンパーのためのミニマル仕様のカマボコテント。
カマボコテントの建てやすさや機能性をそのままに、ソロキャンパーがゆったり過ごせるサイズに仕上げました。
生地には火の粉に強く(※)焚き火との相性が良いポリコットン素材を採用。テントのそばで気軽に焚き火を楽しむことができます。
※燃えない素材ではありません。直接火に当てたりテント内での火気の使用はしないでください。
ソロキャンパー向けに発売されたTC(ポリコットン)仕様のテントです。
『カマボコテントTC』の特徴として
- 1〜2人が快適に使える広さ
- 夏は涼しく、冬は暖かいオールシーズン仕様
- ヘーキサ&ソロカマスタイル
- 火の粉に強いポリコットン素材
の4つが大きく挙げられています。
『カマボコテントソロTC』のスペック
カラー | タン |
---|---|
希望小売価格 | オープンプライス |
組立サイズ(外寸) | (約)W170×D450×H120cm |
インナーサイズ | (約)W200×D150×H110cm |
収納サイズ | (約)W60×D25×H25cm |
重量(付属品含む) | (約)10.3kg |
最低耐水圧 | アウターテント:350mm フロア:5000mm |
材質 | アウターテント:ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) フレーム:アルミ合金 インナーテント:75Dポリエステル インナーテントフロア:150Dポリエステル(PUコーティング) |
付属品 | ペグ、キャリーバッグ |
設営方法
設営方法は「カマボコテント」とほぼ同じですので、こちらの画像をご覧ください。
『カマボコテントソロTC』の特徴
- 1〜2人が快適に使える広さ
- 夏は涼しく、冬は暖かいオールシーズン仕様
- ヘーキサ&ソロカマスタイル
- 火の粉に強いポリコットン素材
この4つの特徴を見ていきましょう。
1〜2人が快適に使える広さ
前室、寝室は2人でも快適に使える広さをもたせています。ソロキャンプだからといって窮屈な思いをする必要はありません。
「前室、寝室は2人でも快適に使える広さ」と案内されていますが、画像から想像すると「2人で『快適』はちょっと厳しそう」です。
前室利用で快適なのは1人の時で、2人の時は膝を寄せ合う距離になりそうです。
また、寝室も「インナーサイズ:200×150cm」とありますが、画像からはそこまでの広さが感じられません。
これはインナーの足元が狭くなっているので視覚効果なのかも。
しかし、足元は狭いので大人2人で使うには少々窮屈に感じそうです。
サイズ的にはやはり「ソロ・父子キャン・母子キャン」がベストのテントだと思います。
夏は涼しく、冬は暖かいオールシーズン仕様
スクリーンタープのようにリビング全面をメッシュにすることができるため、夏のキャンプでは涼しく過ごすことができ、蚊の侵入も防ぐことができます。逆に冬は、テント生地の下から風が入り込むのを防ぐスカート付きのため、暖かく過ごすことができます。
※スカート付きのため全てのドアをクローズすると空気がテント内にこもりやすくなり結露の原因にもなります。一部のドアを開けておくか定期的に換気を行ってください。
TC素材を使用しているので、ナイロンに比べて夏の日差しを和らげくれそうです。
特に背の低いテントは熱がこもりやすいので、ここは嬉しいポイントかも。
また、スカートが付いているので冬場のキャンプでも暖かく過ごせそうです。
ヘーキサ&ソロカマスタイル
別売りの ヘーキサタープ を張ることで、テントのタープスペースがさらに広がります。また日陰が濃くなり、結露を軽減させる効果があります。
※雨天時にはタープがテントと接触しないように設営してください。雨を大量に吸い込んだ場合、タープが重くなりテントのフレームが破損する可能性があります。
このスタイルいいですね。
ポリコットン素材のタープを使うことで日陰も濃くなり、結露の軽減にもなります。
また、コンパクトにまとまっていて、愉(たの)しいひと時が送れそうです。
火の粉に強いポリコットン素材
カマボコテントソロTCには、焚き火との相性が良いポリコットン素材を採用しています。晩秋から春先にかけて焚き火を楽しみたい人にぴったりです。
「カマボコテントソロTC」は高さが低いので、焚き火をすると火の粉が舞って、テントにダメージを与えるリスクが高くなります。
そのダメージを最小限に押さえるために、TC素材の生地を採用したことは嬉しいポイント。
TC素材の利点
- ナイロンに比べて火に強い
- 結露しにくい
また、ソロサイズのテントは室内空間も小さいため、通常サイズのテントと比べても結露しやすい傾向にあります。
TC素材は、生地自体に水蒸気を外に逃がしてくれる性質があるので、ナイロン生地と比べて結露しにくいという利点もあります。
まさにTC素材は、ソロ向けのテント素材として最適のように思えますが、残念ながら欠点が2つあります。
TC素材の欠点
- 重い
- 湿気に弱くカビやすい
テント名 | 定員(人) | 重さ(kg) |
カマボコテントソロTC | 1〜2 | 10.3 |
カマボコテントミニ | 2〜3 | 11 |
アメニティドームS | 1〜2 | 5 |
アメニティドームM | 3〜4 | 8 |
重さを比べてみると、ワンランク大きい「カマボコテントミニ」と大差なく、ソロ用で使われていることの多いアメニティドームSの2倍もあります。
また、TC素材はナイロンと比べて湿気に弱くカビてしまうのが早いので、雨天利用後や冬場の曇天利用後の乾燥にも注意が必要です。
ただし、濡れたまま収納して放置してしまえばナイロンでもカビるので、ここは大差ないかもしれません。
重量さえクリアできれば、良い選択と言えるでしょう。
考察
『カマボコテントソロTC』のメリットとデメリットを個人的にまとめてみました。
メリット
- トヨタのプリウスと縦・横が同等の大きさでコンパクト。駐車場のスペースがあれば設営できる(張綱含まず)
- TC素材の快適性(火に強い・結露しにくい・冬暖かい)
- 落ち着いたカラーで男一人で使うとさらに雰囲気が出て良い
メリットに関しては魅力的なテントですので、まだまだ多くのメリットがあると思います。
その中でも、TC素材を利用していることが一番のメリットかと思います。
TC素材を利用することにより、快適性能がグーンとアップしているのでポイントが高いですね。
デメリット
- 全高が120cmと低い。
- 重い
対してデメリットですが、TC素材を利用しているため重量10kg以上と重くなってしまいます。
また収納時の大きさも、ワンランク上の『カマボコテントミニ』や『アメニティドームM』と同等のサイズ。
しかし、TC素材のメリットが大きいのと、オートキャンプなら、大きさや重さのデメリットはある程度クリアできるので良しとします。
問題は『高さが低いこと』です。
全高が120cmでトンネルタイプなので、穴蔵感があって人間は本能的に安心できるかと思います。
しかし、全高120cmでは常に腰を曲げた状態での移動を余儀なくされ、腰痛持ちのむひろにとっては痛いところ。
しかも、入り口は90〜100cmあるかどうかくらいの高さです。
100cmといえば家のドアノブと同じ高さ。
テントに入るたびにドアノブと同じ高さ以下まで屈(かが)まなければならないのは、非常にきつい。
これを10回も繰り返したら、腰の爆弾が破裂する危険性が大です。
「ゼインアーツのゼクーM」の記事で少々紹介した『ロガ4』も、ドストライクのデザインでしたが全高が140cmと低く、利用できそうにないなと思った経緯があります。
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とても魅力的でデザインも好みなのですが、個人的には高さの問題から今回は「スルー」かなと思います。
まとめ
「カマボコテントソロTC」は、とても魅力的でデザインも好みなのですが、高さの問題から「スルー」という結論に至りました。
個人的には「カマボコテントミニ」のサイズの方が、腰に負担も少なく向いています。
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いかがでしたでしょうか。
「カマボコテントソロTC」は、ソロキャンパー向けのテントです。
腰に不安がなく、TC素材で前室のあるソロ用テントをお探しの方には良いテントだと思います。
「カマボコテントソロTC」にハートを射抜かれた方は、早めの行動をとりましょう。
「カマボコテントシリーズ」は大人気なので、再販の情報が入ったら、すぐに購入しないとほとんど手に入りません。
実際に、早ければ予約開始から数分後、遅くても数十分後には完売になります。
「どうしようかな〜」と思っている間に売り切れてしまうので、欲しかったらすぐに購入することをお勧めします。
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以上となります。ご覧いただきありがとうございました。