スノーピークの「ローチェア30」が買えなくて、フィールドアの『クイックチェア』を購入したむひろです。
チェアを買うつもりは全くなかったのですが、先日フィールドアより、スノーピークの「ローチェア30」にソックリの『クイックチェア』が発売されたので、衝動買いしてしまいました。
だって、値段が1/3以下なんだもん…
「スノーピークのローチェア30」は、座り心地も良くて座面も低く、子供も使えそうだったので、一時期購入を考えたこともありました。
しかし、17,000円を超えるお値段に打ちのめされて、候補から除外した経緯があります。
そんな憧れに似た「ローチェア30」にソックリな『クイックチェア』が、2個セットで10,500円!(2019.3.28現在)
「ローチェア30」と比べると、2個買っても、6,000円以上のお釣りがくる。
これは買うしかないでしょと、2個セットを速攻ポチった次第です。
それでは、所有しているアディロンダックの「リラックスチェア」と比較して、フィールドアの『クイックチェア』のレビューをさせていただきます。
【フィールドア】クイックチェア
『広げるだけのカンタン組み立て!快適なロータイプ、クイックチェア!』
座りごこちが良くて快適なロータイプのチェアが新登場。フレームには軽くて丈夫なブラックカラーのアルミを採用し、アームレストは天然木(ブナ材)を使用したクールなデザインに。折りたたみタイプで持ち運びや保管にも便利なチェアです。
(出典:FIELDDOR)
『地面が近くてアウトドアがより楽しい|自然を近くに感じる高さに設計』
地面に近く、ゆったり座ることができるローチェア。座面の高さは34cmと、自然を近くに感じることができます。キャンプのロースタイルや、ベランダやウッドデッキにもオススメ。
(出典:FIELDDOR)
スペック
サイズ | 使用時:(約)57cm×64cm×78cm 折りたたみ時 : (約)20cm×18cm×91cm |
材質 | 座面:ポリエステル 肘掛:天然木(ブナ材) フレーム:アルミ 他 |
重量 | (約)3.3kg |
耐荷重 | 110kg |
付属品 | チェア本体 / 収納ケース / 取扱説明書(日本語) |
カラー | ブラック/オリーブ/ダークブラウン |
購入したのは「オリーブ」カラーの『クイックチェア』
カラーは「オリーブ」を購入しました。
各ネットショップや公式の画面上では、「ベージュ」に近い「カーキ」っぽく見えますが、実物はしっかり「緑のカーキ」でした。
ネットの画像はどれも「緑」の色味が薄くみえるのでご注意ください。
もっとベージュっぽいと思っていましたので、少々残念。
でも、これはこれで綺麗な色なので良しとしますが、サイトの統一感が・・・
まぁ、自己満キャンパーなので仕方ないですね…
ネットでのカラー違いアルアルです( ̄▽ ̄)
座面の素材はナイロンですが、生地も厚くしっかりしているので、よく見ないと布製かナイロンかわからないぐらいです。
肘掛も天然木を使っていて、それなりにおしゃれ感を出してはいますが、スノーピークの「ローチェア30」の肘掛と比べると、少し安っぽい感じもします。
荷重がかかりやすい後ろ脚は、面で支えるようになっていますので、柔らかい地面でも脚が埋まってしまうことを防いでくれます。
地味に嬉しいポイントですね。
全体の見た目では、『クイックチェア』は、ブラックのフレームに木製の肘掛、それに生地も艶(ツヤ)があってしっかりしているので高級感があります。
5,000円そこそこのイスには、いい意味で見えません。
収納時
収納時はこんな感じで、横幅が意外と大きい。
一緒に並べているのは、「アディロンダックのキャンパーズチェア」です。
それよりも横幅があるので、収納性能はあまり高くはありません。
さらに、収納袋へ『クイックチェア』を入れるときは、肘掛の部分が引っかかって入れるのが大変です。
実際、小学3年生の息子では、収納袋がキツすぎてイスを最後まで入れることはできませんでした。
収納袋に仕舞った後もこのように肘掛の角の部分が袋を圧迫しており、近い将来穴が空きそうな予感がします。
また、収納袋からイスをとりだすときは、座面の布(ナイロン)部分を持って引っ張ると、布(ナイロン)部分が外れてしまうので、フレームをしっかり持って取り出してください。
組み立て方
袋から取り出したところです。
左右の肘掛まで幅があるのがわかります。
本体の座面と背もたれのフレームを持って、対角線上に開きます。
肘掛のところを持って開こうとすると、フレームが「グニ〜」と曲がるような感じで、変な力がかかり開きにくいです。
取扱説明書にも「肘掛をもって開かないで下さい」と記載があるので、注意して下さい。
特に力を入れる必要もなく、子供でも簡単に開くことができます。
出来上がり。
肘掛にビニールが付いているのはご愛嬌。
ちなみに、このビニールの上からネジ止めされているので、ビニールを取るのは非常に面倒くさかったです。
座り心地
身長126cmのゆずが『クイックチェア』に座るとこんな感じ。
両足の踵(かかと)もしっかりと地面についており、安心して座らせることができます。
横幅はありますが、子供が座っても丁度良いサイズです。
「アディロンダックのキャンパーズチェア」に座らせるとこんな感じ。
両足の踵(かかと)が浮いています。
見た目からもわかるように、大人のイスに座っている感が出ています。
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173cmの私が『クイックチェア』に座るとこんな感じ。
座面に張りがあり、肘掛も先端が高くないので、すぐに次の行動に移しやすいイスです。
座面高が34cmと低いですが、背面の角度が浅いので、立ったり座ったりするのにストレスは感じません。
その名の通り、イメージとしては、次の行動に移しやすいクイック(アクティブ)なイスという感じです。
もちろん、足を投げ出してゆったり座ることもできますが、そのときはもう少し背面の高さと、背面の角度をつけて欲しいかな。
そうすると「キャンパーズチェア」になってしまうので、『クイックチェア』の趣旨と変わってしまいますね。
「アディロンダックのキャンパーズチェア」に座るとこんな感じ。
こちらの方が座面が沈み込み、深い位置で座っていて、肘掛の先端が高く、よりリラックスできる姿勢になっているのがわかります。
『クイックチェア』と『キャンパーズチェア』の座り心地の比較
座り心地を比べると、『クイックチェア』は背骨や腰に負担のない姿勢で長時間座っていることができる上、立ったり座ったりも苦にならない機能性を持っています。
グルキャンなどで、アクティブに動き回ることの多い場面では『クイックチェア』は非常に使い易いイスだと思います。
一方『キャンパーズチェア』は、とにかくのんびりマッタリ寝落ちしたいときには最適なイスです。
一度座ってしまうと、立ちたくなくなってしまいます。
また、背もたれの角度も深く、沈み込んで座る形になるので、次の行動を起こす時にワンテンポ遅れます。
イメージとしては、「よいしょ」と一声かけたくなる感じです。
頻繁に立ったり座ったりすることには向いていないイスですが、座り心地は『キャンパーズチェア』の方が好きです。
気になったところ
肘掛に、このように凹んで塗装が剥がれている傷が2箇所ありました。
イス2脚とも肘掛に傷があったので、肘掛には傷がある可能性が高いです。
また本体フレームにも擦り傷のようなものがちょこちょこついていました。
使っていれば傷は付きますので、このくらいは気にしません。
あと、肘掛のビニールが取りずらいので、結構イラっとします。
ローチェア30との座り比べ
(画像アマゾン:ローチェア30)
スノーピークの「ローチェア30」と座り比べたので、その感想です。
ローチェア30が優っている点
- 収納しているチェアを開くときに、スムーズに開く
- 収納時の横幅が若干スリム
- 背面が約10cmほど高いので、ズラせて座れば多少頭を支えることができる
座った感じ
- ローチェア30 → 固め
- クイックチェア → 比べると多少柔らかい
座った感じは、「クイックチェア」の方が若干柔らかいので、個人的には「クイックチェア」の座り心地の方が好みです。
座った時の姿勢は、両者ともに変わりはありません。
また、座面高が「クイックチェア」の方が若干高いので、比べると、立つ時は「クイックチェア」の方が多少楽かなと思う程度です。
多分目隠しして座ったら、違いはわからないと思います。
あとは、「開閉がスムーズ」や「収納が多少スリムになる」や「背面が約10cm高い」というメリットに、3倍以上の値段が出せるかです。
確かに「ローチェア30」を展開するときに、引っかかりもなく「スーッと」スムーズに開く感覚は素晴らしいです。
「クイックチェア」では、展開するときに少し抵抗があって、最後両手でしっかりと広げないと完成しません。
しかし、座り心地に関しては「クイックチェア」の方が好みなので、個人的には「クイックチェア」にしてよかったと思います。
「組み立て」や「収納面」で多少劣るものの、むしろ「クイックチェア」が、かなりリーズナブルで良くできたチェアだと再認識することができました。
ただし、これはあくまでも個人的な見解になります。
人によって観点が変わると思いますので、参考程度にしてください。
まとめ
アディロンダックの「キャンパーズチェア」とは趣(おもむき)が違う、フィールドアの『クイックチェア』。
アクティブに動き回ることが多いグルキャンなどでは、『クイックチェア』。
のんびりマッタリ寝落ちしたいときは「キャンパーズチェア」。
と使い分けしてもいいかも。
もちろん、『クイックチェア』でも足を投げ出してゆったりと座ることもできるので、特に不満はないです。
しかも、対荷重も110kgあるので、子供が膝の上に乗ってきても平気だし、重さも3.3kgとゆずも片手で持てる軽さ。
それなのに、お値段も手頃で高級感もある。これは買いです。
いかがでしたでしょうか。
『クイックチェア』は、多少のキズ等ありましたが子供用のチェアとしても使えるので、この座り心地で1脚5,250円はお買い得。
しかも、ローチェアなのに、立ったり座ったりもストレスなくできるのは非常に優秀で、見た目も高級感があり購入して満足しています。
アマゾンでは私が購入したあと、2019.4.15現在すでに値上げされており、楽天などでもショップによっては値上げされています。
価格の高騰の速さからも人気の様子が伺えますので、購入を検討している方は、早めにゲットしたほうがいいですよ。
<今回ご紹介した商品>
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